童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

ダークおじさんと童謡の世界

2021.3.8ダークおじさん

たきび童謡

おちばたけ?
「たきび」といっても今の子どもたちは見たことがないでしょう。私たちの頃は小学校へ登校するときに近所のおじさんが廃材を燃やしていて、暖まっていった記憶があります。
 かきねの かきねの まがりかど
 たきびだ たきびだ おちばたき
この童謡「たきび」を6歳の孫が保育園で教わって来たのでしょう。大きな声で「♪たきびだ たきびだ おちばたけ」と歌っているのです。
こりゃーおもしろい!と思いました。おちばたけ=「落ち畑」?
孫は、先生からたきびの絵本を読んでもらって、「たきび」を歌ったそうです。実際のたきびは見たことはないようですが、昨年の夏、保育園から年長組の孫たちは六甲山のキャンプ場へ行って、夜は星空の下でキャンプファイアーを楽しんで来たそうです。そして、家族でもキャンプ体験しているので、木や落ち葉が燃えるのはイメージできているかもしれません。
たきび(野焼き)は、ベランダなどに干している洗濯物が汚れるから、ダイオキシンなど大気汚染物質を発生するなど、今は法律や条例で禁止されているようです、すっかり冬の風物詩がなくなってしまいましたが、「たきび」は歌い続けたい童謡です。

文/ダークおじさん 筒井幹夫(65)
学生時代は、グリークラブ(男声合唱団)に所属。卒業後、青少年育成専門団体に携わり、学校キャンプ、ファミリーキャンプを担当する。ここで、歌が大きな力になることを体験する。
現在、ふんふんさろんシニアスタッフ。大阪童謡くらぶ会員、歌声喫茶ピープルズリーダー。