童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2019.3.2新着とんぼの眼鏡

さあ、楽しくなってきた♪

寒い季節に生まれたら、寒さに強い…などというのは、大きな勘違い。私の場合、極寒の真っ只中に生まれていますが、寒さは苦手。どちらかといえば真夏の方が許せます(笑)。

 それでも冬はやってきて、 寒さに耐える日々の中、ふと、気づいたのです。
春が恋しい、春がうれしいのは、寒い冬があるおかげ。ずーっと春なら、快適ですが感動は薄らぎます。寒いから、それに耐える工夫も生まれ、差し込む日差しに感謝もします。つまりは、冬があるから春の存在感が増すということ。
反対に、ウィンタースポーツが好きな人は、春が来るのを遅らせたいと思うかもしれません。寒い季節の方が、気持ちがシャキッとするから好きという人もいますよね。

 そう考えると…色々な事象が、実はこんな風に抱き合わせになっているように思います。
それは人間関係でも同じかも。なぜかいつも気になったり、いやだな?と反目してみたり、何かにつけて張り合う間柄は、面倒ですが、考えようではありがたいもの。負けたくないから、頑張る気持ちも生まれます。お互いがいるから、あらためて良さがわかり、輝けるのではないかしら。
注意されたり怒られたり、時には嫌味の一つも言われたり、それも優しさやありがたさを感じるためのスパイスなのかもしれません。
 そんな存在を受け入れ、喜び、感謝できるようになれば、人生はもっと楽しくなる気がします。

春は弥生。寒さの中に暖かさが見え隠れしながら、季節が動いていきます。
どんなに寒くても、春の来ない年はありません。
同じように、どんなに厳しい状況でも、大きな壁が立ち塞がろうとも、いつ
かは「笑い話」になると信じています。
 楽しいと思えば、楽しくなってくるもの。耐えた分だけ華やかに、笑う顔にも声にも心にも、幸せと福の花を咲かせましょう! 

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/

◆「ミラサポ」サイトインタビュー記事
https://www.mirasapo.jp/features/profit/instructor/handbook_02.html