童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

とんぼの眼鏡

2020.4.6新着とんぼの眼鏡

笑う門には「免疫力」

春の桜シーズンは、いつもならウキウキワクワクの空気の中で、様々な行事が進みます。入学式に入社式、新年度の人事異動に伴う歓送迎会。ところが、今年は様相が違います。この冬から猛威をふるっているコロナウイルスの影響で、いつもの行事も行えず、日常生活まで制約される日々。どうしても閉塞感は否めません。この文章を読んでいただいている頃には、この状況が収まり、元の日常に戻っていることを願うばかりです。

ウイルス対策として、手洗いうがいを徹底することはもちろんですが、身体と心の免疫力を上げることも大事です。栄養、休養をとり、ストレスを溜めないこと。わかっていても、続けるのは難しかったりします。「栄養摂らなきゃ、睡眠時間を確保しなきゃ、ストレス溜めないようにしなきゃ」と「しなければ」と思うだけで、しんどくなりますよね。
そこで、こんな風に言い替えてみました。
「しっかり食べて、ゆっくり休んで、いっぱい笑おう」
同じことを言っていますが、少し気持ちが楽になりませんか?

栄養バランスはもちろん大事ですが、おいしく楽しく食べれば、身体も喜びます。いつもより少しだけゆっくりお風呂に入る。テレビやネットを見る時間を減らし、心が落ち着く音楽を聴く。『ふんふん』に掲載されている童謡を、大きな声で歌うのもおススメです。普段の生活で笑うことが少なければ、落語やお笑いの力を借りるのもアリです。
知人の落語家さんが「こんな時に、私たちの仕事は無力です」とおっしゃっていましたが、そんなことはありません! 人を笑わせ元気づけ、心を軽くすることは、大事なお仕事だと思います。

免疫力アップに、もう一つ提案したいのが、「ありがとう」を口にすること。こんな状況なのにと思わずに、こんな状況だからこそ、機会をみつけて言葉にしたいと思います。
元気で暮らせることに「ありがとう」。会話をしたり一緒に笑いあえる人がいることに「ありがとう」。おいしく食べられることに「ありがとう」。もしも感染したとしても、この文章を読めるくらい元気なら、きっと治ります!(そう信じて祈っています!)

皆様が、笑顔とハッピーボイスで、この時期を乗り切ってくださることを、心から願います!

文/坪内美樹
兵庫県生まれ。神戸大学教育学部卒業後、大阪書籍株式会社に入社。
単行本の企画・編集および小・中学生用の道徳副読本の編集に携わる。

独立後、フリーのトーキング・プランナーとして書籍や社内報の企画・編集、 NHK「くらしの経済」「ちょっといい旅」等のTV番組リポーター、 ABC「探偵!ナイトスクープ」「クイズ仕事人」等のTV番組制作ブレーンを務める。
現在は、コミュニケーションをテーマとし、講師・司会・コーディネーターなどで活動中。

著書『ハッピーボイス健康法~声から広がるコミュニケーション』(あいり出版)
自身の出身地・兵庫県豊岡市日高町の「兵庫ひだか名誉大使」を務める。
独立行政法人文化財研究所外部評価委員(平成12年度~17年度)

◆坪内美樹のGood Luckブログ
http://ameblo.jp/ukiukiwakuwaku-smile/

◆「ミラサポ」サイトインタビュー記事
https://www.mirasapo.jp/features/profit/instructor/handbook_02.html