童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2017.06.07新着今月の童謡

雨降り熊の子

雨降り熊の子
鶴見正夫 湯山昭
1 おやまに あめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました。
2 いたずら くまのこ かけてきて
そうっと のぞいて みてました
さかなが いるかと みてました。
3 なんにも いないと くまのこは
おみずを ひとくち のみました
おててで すくって のみました。
4 それでも どこかに いるようで
もいちど のぞいて みてました
さかなを まちまち みてました。
5 なかなか やまない あめでした
かさでも かぶって いましょうと
あたまに はっぱを のせました。

雨降り熊の子
 作詞をした鶴見正夫は、私もそうであるように、詩人であると同時に児童文学作家でもあります。この詩は、鶴見が小学校の窓からみた小学一年生の息子さんが傘をさしてしゃがんでいて、水たまりに出来た水の流れをずっと見ている姿が、まるで子熊が「魚でもいないかな?」と思ったそうです。そこからこの詩のイメージが浮かび、すぐにメモを取ったという話を聞いたことがあります。
 作曲の湯山昭は『おはなしゆびさん』『おはながわらった』などの童謡も作っていますが、童謡だけでなく、管弦楽曲や、ピアノ曲、合唱曲、校歌や園歌なども手がけています。現在、日本童謡協会会長。
 『雨降り熊の子』は、NHK「みんなのうた」の前身「うたのえほん」で放送され、有名になりました。 (日本童謡協会会員 もり・けん)

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか。

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