童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

10月の童謡「村祭り」

2015.10.9新着今月の童謡

10月の童謡「村祭り」

村祭り
作詞:葛原しげる 作曲:南 能衛
村の鎮守の神様の
今日はめでたいお祭り日
ドンドンヒャララドンヒャララ
ドンドンヒャララドンヒャララ
朝から聞こえる笛太鼓

年も豊年満作で
村は総出の大祭り
ドンドンヒャララドンヒャララ
ドンドンヒャララドンヒャララ
夜までにぎわう宮の森

治(おさ)まる御代(みよ)に神様の
めぐみ仰(あお)ぐや村祭り
ドンドンヒャララドンヒャララ
ドンドンヒャララドンヒャララ
聞いても心が勇み立つ
*戦後の三番の歌詞
稔(みの)りの秋に神様の
恵みたたえる村祭り
ドンドンヒャララドンヒャララ
ドンドンヒャララドンヒャララ
聞いても心が勇み立つ

村祭り
1912年に尋常小学唱歌(3)に掲載されてから今日まで、詩や曲の一部が改訂され続けてきた。唱歌は学校で教える歌だからということで、その時世にそぐわないとか、子どもたちが歌いやすい等の理由での改訂であって、そこには詩人や作曲家の意向は存在しない。私たち作者側からすれば改悪といえる。秋祭りで豊作を祝う素朴な村人たちの喜びを「ドンドンヒャララ」という太鼓や笛の擬音とリズムに乗せてまとめた傑作で、今も多くの人に愛されている。しかし日本全体に市町村合併が進められ「村」が少なくなってきた昭和55年度から学習指導要領の共通歌唱教材から外された。温故知新の心を解せぬ人の仕事だと思う。昔のことをよく学び、そこから新しい知識や道理を得ることを忘れてはいけないと論語にある。教科書から消されても、まだ多くの日本人の愛唱歌であるこの歌を幼児の絵本に載せる意義を痛感する。 日本童謡協会会員 もり・けん

今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか。

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