童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2021.6.8新着今月の童謡

あざみの歌

あざみの歌
横井弘 八洲秀章
あざみの歌

横井弘 八洲秀章

山には山の愁(うれ)いあり
海には海の悲しみや
ましてこころの花園に
咲きしあざみの花ならば

高嶺(たかね)の百合のそれよりも
秘めたる夢をひとすじに
くれない燃ゆるその姿
あざみに深きわが想い

いとしき花よ汝(な)はあざみ
こころの花よ汝はあざみ
さだめの径(みち)は果てなくも
香れよせめてわが胸に

あざみの歌
  『あざみの歌』は、NHKが1946年5月から1962年3月にかけて放送した「ラジオ歌謡」のなかで、1949年に採り上げられ、歌われました。
「ラジオ歌謡」は、家族みんなで歌えるホームソングを作ろうという考えで設けられました。この歌番組からは、たくさんの歌い継がれる名曲が生まれています。
『あざみの歌』も、聴取者のたくさんの応援があって、1951年に伊藤久雄の歌でレコード化されました。

 作詞の横井弘が、終戦後まもない18歳の時、長野県八島高原に行きました。あざみの花が咲いている様子を、諏訪湖畔の知人宅で書いた詩の一編から、この『あざみの歌』が生まれました。
 この歌は、今でも「山の歌」の定番になっています。

※ アザミ(薊)は、キク科アザミ属(Cirsium)及びそれに属する植物の総称で、標準和名を単にアザミとする種はない。アザミの根は、山午房(やまごぼう)として、漬け物に用いられる。
スコットランドは、正式には独立国ではないが、非公式にアザミが国花となっている。
  今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

【あて先】H・U・N企画
〒530-0037大阪市北区松ヶ枝町6-12西栄ビル2F
(株)カード&メディア内
TEL:06-6352-8005 FAX:06-6353-1393

CopyrightHunkikaku2015
掲載記事の無断転載を禁じます。
掲載しました作品の著作権は、「H・U・N(フン)企画」に属します。
文中の商標等は各社に属します。