童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2021.9.4新着今月の童謡

秋の子

秋の子
サトウハチロー 末広恭雄
一 すすきの 中の子 一二の三人
ハゼ釣りしてる子 三四の五人
どこかで焼き栗 焼いている
ツバキを飲む子は 何人だろな

二 柿の実 見てる子 一二の三人
さよならしてる子 三四の五人
ご飯になるまで お守(も)りする
おんぶをする子は 何人だろな

三 日暮れに 走る子 一二の三人
風呂焚きしてる子 三四の五人
蟋蟀(こおろぎ)あちこち 鳴きだした
寂しく聴く子は 何人だろな

秋の子
    1954(昭和29)年、雑誌「アサヒグラフ」の記事「新童謡歳時記」に楽譜付きで紹介されました。
 サトウハチロー(本名・佐藤八郎)は、多くの別名を用い、陸奥速男、山野三郎、玉川暎二、星野貞志、清水操六などがあります。
旧制早稲田中学校(現・早稲田中学校・高等学校)中退。作家の佐藤愛子は異母妹にあたります。
 母親への想いなどをうたった叙情的な作風で知られ、2万にもおよぶ詩のうち、3千が母に関する詩で、作風に反して私生活は放蕩、奇行が多く、その振る舞いに関しては、佐藤愛子の長編小説『血脈』に表されています。
 なお、『血脈』によると、ハチローは小学生時代から不良少年で、実母に対しても愛情らしきものを示したことはなく、作品に表現されている「母親への想い」はフィクションだという。
 しかし、父の故郷・青森県には、生涯で一度しか訪れていない一方、母の故郷・仙台市への訪問は50回を越えています。
 作曲は、元東京大学農学部水産学科教授の末広恭雄でした。末広は、魚類に関する水産学方面の研究を広く行い、皇太子時代の昭和天皇に、生物学をたびたび御進講した学者としても知られています。
 作曲家としては、この『秋の子』が、よく知られています。



※ サトウハチロー/1903(明治36)年5月23日-1973(昭和48)年11月13日
  末広恭雄(すえひろやすお)/1904(明治37)年 6月4日-1988(昭和63)年7月14日
  今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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