童謡伝道マガジン「ふんふん」H・U・N企画

今月の童謡

2022.5.3新着今月の童謡

七つの子

七つの子
野口雨情 本居長世
烏(からす)なぜ啼くの
烏は山に
可愛(かわい)七つの
子があるからよ

可愛 可愛と
烏は啼くの
可愛 可愛と
啼くんだよ

山の古巣へ
行って見て御覧
丸い眼をした
いい子だよ

七つの子
 「七つ」は七羽、または七歳を表したという説があります。私は、人間の7歳のことを思い、書いたのではないかと思っています。
 七つは、七五三最後のお祝いの年です。子どもが3歳まで育ち、5歳まで育ち、7歳までいろいろな病気を乗り越え、抵抗力がつき育った。今後も元気に育ちますようにと願った感謝の行事としたのではないでしょうか。
 つまり、「七つの子」になり、親はやっと胸を撫で下ろすのです。そんな思いを雨情は詩に表したのではないでしょうか。
 他に、「適当な数字説」というのはあります。日本では、「七つ」は「多い」の意味で使われることが多く、具体的な数値でなく、「カラスは子だくさんで、山に子どもがたくさん待ってるよ」くらいの意味で表現したのではないかという説もあります。
今月の童謡を皆さんで歌ってください。園、学校、グループでの歌唱、演奏の様子を映像で送っていただけますでしょうか

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